江戸の暮らしが息づく技と美

きもの染色工房"ひょ"

東京手描友禅 きもの染物工房”ひょ” 兵藤修



江戸で独自の進化を遂げた友禅。落ち着いた色彩と静かな華やぎ。
 友禅染は、江戸時代の享保年間(1684~1687)に京都の絵師、宮崎友禅斉の創始と伝えられています。江戸で友禅染が盛んになるのは、文化・文政期(1804~1827)の頃。大名のお抱え絵師等が、多く移り住み、各種の技法が伝承されました。
 東京手描友禅は、構想図案から、下絵、友禅挿し、仕上げまでの工程が作者の一貫作業であり、落ち着いた色彩とシンプルで繊細な柄に特徴があります。



すべてを一人でこなす、江戸の染技を受け継ぐ職人
兵藤修氏
 東京染色美術学院卒業後、石崎忠司デザイン研究所を経て、独立。1993年、若手染色家の登竜門とされる全日本新人染色展にて、大賞を受賞。国の伝統工芸士としての認定を受け、さまざまな創作活動を展開している。
 大胆な構図と斬新なデザイン、抑えた色調と明るい色合いのバランスを持ち味とし、これまで多くの作品を手がけてきた。現代を代表する東京手描友禅の作家の一人である。

[平成12年]葛飾区伝統工芸士 認定


兵藤修氏よりコメント
 東京手描友禅は構想図案から下絵、友禅挿し、仕上げまでの工程が作者の一環作業であり、地味な感じの中にも明るい色調とデザインの斬新さに特徴があります。
 和装需要が減退する折り伝統を踏まえた新しい着物の創出に日夜心を砕いています。
 どうしたら、着物を喜んで着ていただけるか、着付け、価格等毎日が大変です。伝統を踏まえた新しい着物の創造に日夜心を砕いています。
●工房ホームページ
https://hyodo-osamu.jimdo.com/

 ▲面相筆で丁寧に仕上げていく。



 ▲人気の鳥獣戯画をモチーフにした日傘。

 ▲世界中に一つしかないことが、手描友禅の魅力でもある。


兵藤修氏 経歴
1953年 山口県宇部市生まれ
1972年 大阪市立工芸高等学校 美術科 洋画学科 卒業
1976年 東京染色美術学院 卒業
1976年 第13回 日本工芸会 日本染織展 入選
1976年 第1回 日本きもの染織工芸会 新人染織展 入選
1986年 第11回 日本きもの染織工芸会 新人染織展 入選
1990年 米国コロラド州デンバーにおいて、アジア・アメリカ共済基金財団主催による
    【日本きもの文化普及会ジャパン・きもの・フェスティバル・イン・コロラド】に参加
1991年 第31回 日本工芸会東京支部伝統工芸新作展 入選
1992年 アートスペース717にて個展
1993年 第31回 染芸展 受賞 帯 "すずき"
1993年 第18回 日本きもの染織工芸会 全日本新人染織展大賞【通商産業大臣賞】受賞
1993年 ギャラリー安土(大阪梅田)にて第3回きもの作品展
1994年 第32回 染芸展 受賞 黒留袖 "島影"
1994年 第13回 シルク染織作品展 入選
1995年 第33回 染芸展 帯 "さくら" 婦人画報社賞 受賞
1996年 第34回 染芸展 訪問着 "うすらぐ" 全日本手描染色工芸連合会会長賞 受賞
1996年 第14回 シルク染織作品展 入選
2001年 青山紅茶館にて個展
2001年 東京手描友禅(手描部門)伝統工芸士認定
2002年 第40回 染芸展 帯 "ねこの目" 婦人画報社賞 国際モード賞 受賞
2005年 第43回 染芸展 帯 受賞
2007年 第3回 東京の伝統的工芸品チャレンジ大賞 手描日傘 奨励賞 受賞

国の伝統工芸士 通産省(現・経済産業省)認定
葛飾区伝統工芸士



■兵藤 修の製作工程がご覧いただけます ※音が出ます
5件の商品がございます。
お問合せリンクボタン
会長挨拶 職人会の活動 取り扱い工芸品
葛飾区伝統産業職人会とは?
葛飾区伝統産業職人会は江戸(東京)の伝統技術を現代に受け継ぐ職人の団体です。平成3年に伝統産業の振興を目的として設立されました。

検索条件

商品カテゴリから選ぶ

商品名を入力

現在のカゴの中

商品数:0点

合計:0円

カゴの中を見る








全国一律送料700円!6,000円以上お買い上げなら送料無料です!!
このページのTOPへ

このサイトに掲載のイラスト・写真・文章の無断転載を禁じます。すべての著作権は葛飾区伝統産業職人会に帰属します。
Copyright(C)2011 葛飾区伝統産業職人会 All rights reserved.