江戸の暮らしが息づく技と美

江戸木彫刻

江戸木彫刻



古代から現代にいたるまで、日本の歴史と共にあった木彫刻の世界
 仏教伝来とともに大陸から伝わったとされる木彫刻。平安の昔から、京都、奈良を中心として、たくさんの仏像が彫られていたのはご存知の通りです。しかし、室町時代に入ると、偶像崇拝を否定する禅宗などの宗派が台頭し、仏像が彫られる機会は一気に少なくなります。
 その後、職人たちは、寺院などの社殿の欄間、柱などの建築彫刻を手がけるようになり、建築における装飾文化が花開きました。そして、江戸に入るとその技術はますます高まり、日光の東照宮のような名建築が生み出されるようになります。
 最近の研究で、東照宮は、そのほぼすべてのパーツが江戸で作られ、漆塗りをされてから、現地に運ばれ、組み立てられたことがわかりました。漆で硬く木材をしめることで輸送中のトラブルを少なくしようとした江戸の職人たちの知恵を感じます。
 そうした建築物の他に、江戸時代は、身近な木工製品や芝居や茶道の道具など、木彫刻の技術が生かされ、さまざまな製品が作られ、木彫文化が一気に花開いた時期でもあります。
 そして、文明開化の明治を迎えると、海外の文化が広まり、日本でも西洋建築が盛んになりました。大正、昭和と時代が進むにつれ、木彫刻においてもその影響を受けた職人たちはたくさんの数にのぼります。彼らの傑作は、国会議事堂をはじめとするさまざまな建築物に、今日も見ることができます。

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葛飾区伝統産業職人会は江戸(東京)の伝統技術を現代に受け継ぐ職人の団体です。平成3年に伝統産業の振興を目的として設立されました。

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