江戸の暮らしが息づく技と美

松菊

江戸節句人形



這子人形から始まった日本人形の歴史。元禄時代に町人文化とともに一気に花開きました。
 江戸節句人形(江戸衣装着人形)とは、雛人形、武者人形、市松人形など、衣裳を着せつけた人形および衣裳を着せつけてできる人形(裸人形)を総称したものです。
 人形は平安時代に新生児の無病息災をを祈るため、枕元においた天児や這子と呼ばれるものが原形ではないかといわれ、京都で発祥したといわれています。
 江戸時代に入ると、諸大名は参勤交代のの折りに、苗字帯刀を許された人形師たちを随行し、その弟子たちが各地に人形を普及していきました。
 さらに元禄年間には江戸の町人文化が発達し、幾多の名士の指導のもとに多くの職人が技術指導を確立し、それぞれの雛人形、五月人形、市松人形、風俗人形などを作り、江戸節句人形の伝統の基礎を築きました。
 当時爆発的な人気を博した大阪の歌舞伎役者、佐野川市松の若衆姿を再現した人形がこれまで続いている市松人形の由来です。



青戸の老舗人形工房「松菊」。世界からも高い評価を受けています。
菊池之夫氏
 松菊は、先々代から、現在の墨田区東向島で菊地人形製作所として発足。
 昭和53年には、青戸にて製造を一本化しました。修行を経て、5月人形、ひな人形等の製造法も身につけ、現在その技術を磨き、伝統の技法により、一品物の人形を手掛けています。
 松菊の人形は海外でも高い評価を得ており、eBayで購入できます。
http://stores.ebay.com/Katsushika-densankan

[平成16年]葛飾区伝統工芸士 認定
菊地之夫氏からコメント
一般的なに人形から、個性的な人形へと、研究を重ね、納得のいく作品づくりを心掛けています。

 ▲人形の着物姿を整える菊池さん。着付けも大切な要素。



 ▲市松人形は、江戸の歌舞伎役者がモデルの人形だ。

 ▲松菊の尾山人形。舞う女性を表情豊かに描いている。


 ▲這子人形。子供が生まれたら贈るという習慣があった。



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葛飾区伝統産業職人会は江戸(東京)の伝統技術を現代に受け継ぐ職人の団体です。平成3年に伝統産業の振興を目的として設立されました。

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